希望の歌~La speranza~

籐澤ノリマサ 希望の歌~La speranza~專輯

3.運命のスト一ル

作詞:Satomi
作曲:J.S.バッハ/增田武史

突然吹き上がった風
步道橋から舞う
まるで天使の羽根のように
宙(そら)を泳ぐスト一ル
とっさに僕はジャンプをして
つかんだ瞬間
ク一ルな視線を背にして
見上げた
そう喻えるとするなら
運命のスト一ルが
ふたりをつないだ
春のやさしさに 包まれながら

視線が絡み合ったまま
一瞬、すべて止まった
街も風もきみも僕も
淡い陽射しのなか
ハッとして步道橋に立つ
きみはあせって
ちょっと照れながらお辭儀して
…笑った
ねぇ、春の嵐のなか
運命のスト一ルが
指に觸れた時
見えることのない 花びら舞った

ねぇ、きみが宿命なら
予想を裡切りながら
直感のままに
戀に落ちてゆく そんなもんだろう
そう赤い糸じゃなくて
運命のスト一ルが
ふたりをつないだ
なにかがはじまる そんな氣がする